海外ドラマの感想
ブラック・ミラー
「1500万メリット」
面白い。
自転車発電で"メリット"というポイントを稼ぐ未来世界。
デブを見下す世界の中で、大量のポイントを消費して参加するオーディションに合格すればこの生活から解放されるのか、、、?
デブ=貧困層、被差別階級
自転車発電=一般労働者階級
合格者=芸能人(半富裕層)
審査員=富裕層
おそらくこういう対比なのだろうと思う。
結局主人公が情熱を持って演説をぶってもこの構造は何ひとつ変わらなくて、、、
現実社会への皮肉が効いてる。
あるいは、現代のソーシャルゲーム、スマホゲームを表しているのではないか、とも考えた。
走ってポイントを貯める。
そのポイントで買えるものといえば、アバター用の帽子だとか、"架空"のものばかり。
現実の働きの結果、ただの"データ"を買うという虚しさ。まさにスマホゲーム。
オーディション番組で勝ち上がっても結局は虚構の中で生きるしかない。
ソシャゲの中でランクを上がっても結局はゲームの中の話でしかない。
全く同じだ。
色んな解釈ができる。良いドラマだ。